マンガ:5分でわかる「進撃の巨人」

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5分でわかる進撃の巨人|第5章:王政編

巨人の正体が“仲間だった”という衝撃から、エレンたちは次に、

「壁の中で、誰が人類を支配しているのか」という問いに向き合うことになる。

物語の舞台は一気に“政治”へ。

エレンを狙う敵は、巨人ではなく、“王政”と呼ばれる体制そのもの。

調査兵団はこの構造を覆そうと、“王政転覆”に乗り出すことになる。

だが、国家権力を敵に回すというのは、巨人との戦いとは別の意味で過酷だった。

リヴァイ班は身を隠しながらエレンとヒストリアを奪還すべく奔走。

中央憲兵、ケニー・アッカーマン率いる対人制圧部隊が襲い掛かってくる。

ここで登場するケニーは、リヴァイの育ての親にして、

“殺すこと”に何のためらいもない男。

リヴァイとの過去、アッカーマン一族の秘密がこの章で徐々に明かされていく。

銃火器を駆使した“対人立体機動戦”という新たなアクション要素も加わり、

この章はバトル面でも大きく進化する。

一方、捕らえられたエレンは、“レイス家”の元で拷問と儀式に晒される。

そう、ヒストリア(クリスタ)はレイス家の血を引く“真の王家”だったのだ。

壁内人類の記憶は、レイス家に代々受け継がれてきた“始祖の巨人”の力によって

都合よく改変されていた。

この力を次代のヒストリアに継がせ、エレンを“喰わせる”ことで完全な支配体制を確立しようとする。

だが――ヒストリアはそれを拒む。

「私は…家畜じゃない!」

この叫びが、全てを変えた。

人に敷かれた道をなぞるのではなく、自らの意志で“女王”になる決断。

彼女のこの選択は、これまでの“可愛いだけのヒロイン”という印象を一変させる。

そして、リヴァイ班の救出、エレンの新たな巨人の力“硬質化”の発現、

王政の打倒、ヒストリアの即位――

すべてが一気に巻き起こる。

この章の終盤は、まるで全てのパズルのピースが一気にハマるような爽快感と、

その裏にある“不気味さ”が共存している。

なぜ記憶は改ざんされたのか。

巨人の力は誰が作ったのか。

アッカーマン一族とは?

そして、壁の外には本当に“地獄”しかないのか――。

エレンもまた、この頃から変化し始める。

以前のような“ただの怒れる少年”ではなく、

どこか冷静で、何かを悟ったような表情を見せ始めるのだ。

王政を倒しても、まだ終わらない。

むしろここからが、本当の始まりだった。

次回、「第6章:シガンシナ区決戦編」では、物語は再び“原点”へ。

失われた故郷を奪還すべく、調査兵団はあの“地下室”を目指す。

それでは「5分でわかる進撃の巨人|第6章:シガンシナ区決戦編」をお届けします。

ここは物語の“前半の集大成”であり、“地下室”という最大の謎がついに明かされる、超濃密なクライマックスです。

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この記事を書いた人

「小説家になろう」歴10年、これまでに読破した作品は200タイトル以上。少年漫画から青年漫画、ラブコメ、ギャグまで幅広く手を伸ばし、ジャンルの垣根なく楽しむ雑食系エンタメファン。毎月4本は映画館で鑑賞するほどの映画好きで、特にポケモンとワンピースへの愛は筋金入り。大人になっても心がワクワクする――そんなエンタメ作品を皆さんにお届けします。