5分でわかるキングダム|第17章:最新展開まとめ
鄴を落とし、桓騎を失い、宜安を突破し、そして王翦が沈む――。
『キングダム』はいま、まさに激動の真っただ中にある。
これまで「負けなかった」秦軍が、何度も“敗北”という現実に直面してきたこの数年。いよいよ戦国の“終盤”がはじまりつつある気配が濃くなってきた。
現時点の最新展開では、番吾で壊滅寸前となった王翦軍を救うために、信と蒙恬が奔走するも、李牧の包囲網はいまだ健在。軍略の天才たちが繰り出す一手一手に、もはや“策”というより“本能”がぶつかり合っているような、極限の駆け引きが続いている。
そして大注目なのが、ついに前線に姿を現した“司馬尚”。これまでずっと沈黙を守ってきた謎の将軍が、李牧の側で本格的に動きはじめている。しかもこの男、ただの援軍ではない。李牧が「最後に頼る」とまで言ったその才覚と武威は、これまでのどの武将とも異質な存在感を放っている。
王翦が生き残るか、秦が打つ次の一手は何か。信たちがどう戦線を支えるのか。そして李牧は、どこまで読み切っているのか。
今、キングダムはまさに“読めない”領域に入ってきた。
さらに一方では、咸陽の政や昌平君たち“後方”の動きも静かに加速しはじめている。次に何が起きるのか、その火種はすでに撒かれているかもしれない。
まるで一手でも狂えば国が崩れるような、そんな“危うさ”と“高揚感”が、最新展開には常にある。
単行本ではまだ明かされていない伏線や、次なる戦の胎動をどう描いていくのか。『キングダム』はここから、さらに一段ギアを上げていく。
読み逃していた人も、途中で止まっていた人も、いまこそ追いついておいて損はない。
結末の“その瞬間”を、リアルタイムで目撃できる日が、確実に近づいているのだから。