第5作:ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)

IMFはアメリカ政府の監査対象となり、CIA長官アラン・ハンリーの主導で解散。イーサン・ハントは単独で行動し、「シンジケート」と呼ばれる謎の国際的犯罪組織の存在を追っていた。しかし、その正体を掴む前に捕らえられ、拷問寸前のところを謎の女諜報員イルサ・ファウストに救われる。彼女はMI6の潜入工作員だが、シンジケートにも所属しているという二重スパイで、その真意は掴めない。

一方、イーサン不在のIMFメンバーはそれぞれCIAに吸収されていたが、ベンジーやルーサー、ブランドが再び彼の元に集結。シンジケートの首謀者は元MI6工作員ソロモン・レーンで、各国の諜報員を偽装死させ、暗殺や政変を裏から操っていた。彼の狙いは、隠匿された巨額の国家資金を掌握することだった。
イーサンたちはウィーンのオペラ座で暗殺計画を阻止し、続いてモロッコで超高度な水中サーバー潜入作戦に挑む。息止め3分以上の極限状態でデータを奪うが、イルサは独自に行動し姿を消す。やがて彼女の目的は、シンジケートの壊滅と引き換えにMI6に復帰することだと判明する。

クライマックスではロンドンでソロモン・レーンを罠にかけ、密閉ガラスケースに閉じ込めて生け捕りに成功。IMFはCIAによって正式に再承認され、イーサンとイルサは互いに未練を残しつつ別れる。


次回作にも深く関わっていく宿敵、ソロモン・レーンがついに登場。アクションの迫力はもちろん、名優たちがぶつけ合う迫真の演技が物語に重厚さを与えています。そして何より、今後の展開の鍵を握るイルサの鮮烈な活躍も必見。彼女の存在感が、このシリーズに新たな風を吹かせることになりました。