【初心者向け】まず読むべき王道ファンタジー5選

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壮大な世界観、勇者や魔法、仲間との冒険──ファンタジー小説の魅力は尽きません。

けれど「どの作品から読めばいいの?」と迷う初心者も多いはず。

本記事では、初めての方でも入りやすく、なろう小説の面白さと王道の魅力を味わえる厳選5作品を紹介します。

ジェットボーイ

読みやすさやストーリー性を重視して選んでいるので、きっと楽しんでもらえると思います。

転生したらスライムだった件

何という事もない人生を送っていた三上悟は、通り魔に刺され37年の人生に幕を閉じた…はずだった。

ふと気がつくと、目も見えなければ、耳も聞こえない…。
そんな状況の中、自分があの“スライム”に転生してしまった事に気づく。
最弱と名高いモンスターである事に不満を感じつつも、お気楽スライムライフを満喫する三上悟だったが、
天災級のモンスター“暴風竜ヴェルドラ”と出会ったことで運命は大きく動き出す―。

ヴェルドラに“リムル”と名付けてもらい、スライムとして新たな異世界生活をスタートさせた矢先、
ゴブリンと牙狼族との争いに巻き込まれ、いつしかモンスターたちの主として君臨することに…。

相手の能力を奪う『捕食者』と世界の理を知る『大賢者』、
二つのユニークスキルを武器に最強のスライム伝説が今始まる!

作者:伏瀬
ジャンル:ハイファンタジー

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突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!などと言いながらも、日々を楽しくスライムライフ。
出来る事も増えて、下僕も増えて。ゆくゆくは魔王でも目指しちゃおうかな?
そんな、どこかずれた天然主人公の異世界スライムライフです。

R15 残酷な描写あり 異世界転生 スライム チート

ジェットボーイのショートレビュー①

「転スラ」こと『転生したらスライムだった件』は、小説家になろう発の異世界転生作品の中でも、間違いなくトップクラスの完成度を誇る一作。ファンタジー世界を舞台にしながらも、その設定は緻密でリアル。スライムに転生した主人公・リムルが、スキルを駆使して成長していく姿は、読み手を一瞬で虜にする。

まず特筆すべきは、設定・キャラクター・世界観の三拍子が揃って“完璧”な点。スキルの発動条件や進化の仕組み、魔王たちの関係性、魔物と人間の緊張感ある共存など、どの要素もただのファンタジーにとどまらず、現実社会の構造や政治、経済にも通じる深みを持っている。そうしたリアリティが、物語全体に説得力を与えているのだ。

加えてストーリーのテンポも抜群。仲間を増やし、勢力を拡大し、時に絶望を味わいながらも、確実に前へと進んでいく展開は、全300話超えという大ボリュームにも関わらず、読んでいてまったく飽きが来ない。むしろ「止まらない」。一話読み終えるごとに次が気になり、気がつけば深夜までページをめくっている……そんな読書体験を提供してくれる。

また、すでに完結しているのも大きな魅力。完結済みだからこそ、途中で待たされることもなく、一気読みが可能。しかもクオリティは最初から最後まで一貫して高く、読後の満足感も圧倒的だ。

異世界転生ものをこれから読もうと思っている人には、「まずはこれ!」と自信を持って勧められる。長編ではあるが、読む価値は十分以上にある。ファンタジー好き、成長譚が好き、戦略やバトルが好き、どれか一つでも当てはまるなら、絶対にハマる一作だ。

ジェットボーイ

「設定・世界観・キャラが三位一体で“完璧”、異世界転生ものの完成形──それが『転スラ』だよね。」

無職転生 - 異世界行ったら本気だす –

34歳無職童貞のニートは無一文で家を追い出され、自分の人生が完全に詰んでいたと気付く。

己を後悔していた矢先、彼はトラックに轢かれ呆気なく死んでしまう。ついで目を覚ました場所は――なんと剣と魔法の異世界だった!!ルーデウスと名付けられた赤ん坊として生まれ変わった彼は、「今度こそ本気で生きて行くんだ……! 」と後悔しない人生を送ると決意する。前世の知能を活かしたルーデウスは瞬く間に魔術の才能を開花させ、小さな女の子の家庭教師をつけてもらうことに。さらにはエメラルドグリーンの髪を持つ美しいクォーターエルフとの出会い。彼の新たな人生が動き始める。

――憧れの人生やり直し型転生ファンタジー、ここに始動!

作者:理不尽な孫の手
ジャンル:ハイファンタジー

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34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうやら異世界に転生したらしい。

彼は誓う、今度こそ本気だして後悔しない人生を送ると。

R15 残酷な描写あり 異世界転生

ジェットボーイのショートレビュー②

「異世界転生もの」というジャンルがここまで広がったのは、この作品の存在なくして語れない――それほどの影響力を持つ、まさに“なろうのレジェンド”。『無職転生』は、異世界転生というテーマに真剣に向き合い、その可能性を最大限に引き出した先駆的作品であり、今なお多くのファンに語り継がれる不朽の名作だ。

特筆すべきは、リアルな人間描写と徹底した世界構築力。物語は、前世で引きこもりだった主人公・ルーデウスが、異世界に転生して「今度こそ本気で生きる」ことを誓うところから始まる。魔力を駆使して幼少期から才能を開花させていく様は、当時としては画期的だった「幼少期からの成長×チートスキル」の原点と言ってもいい。

とはいえ、単なる無双劇に終わらないのが『無職転生』の真骨頂。ルーデウスは失敗もするし、葛藤もある。世界の広さに打ちのめされ、絶望の淵に立たされながらも、もがきながら立ち上がるその姿に、誰もが心を動かされる。彼は“無敵の主人公”ではなく、等身大の人間として、読者の共感を引き寄せてくれるのだ。

ストーリーは緩急が絶妙で、日常の穏やかさと非日常の苛烈な展開のギャップがドラマを生み出す。ヒロインたち――シルフィ、ロキシー、エリス――もそれぞれが個性豊かに描かれ、単なるハーレムではない、複雑でリアルな関係性が魅力を増している。どのルートにも説得力があり、誰が“正妻”かを語り合うのも本作の楽しみの一つだ。

さらに嬉しいのは、本作が完結済みであること。長編ながら一気読みでき、しかもクオリティは最後まで落ちない。そしてアニメ化も非常に丁寧で、原作ファンも唸るレベルで世界観が再現されている。原作を読んだ後にアニメを観ても、また違った角度で作品を楽しめる。

異世界転生ジャンルに何から手をつければいいかわからない人には、まずこれを勧めたい。感情を揺さぶる展開、圧倒的なボリュームと完成度――まさに「なろう小説の醍醐味」が詰まった一作だ。

ジェットボーイ

「異世界転生を“真剣勝負の物語”に昇華し、ジャンルの原点にして頂点を築いたのが『無職転生』と言えるね」

ありふれた職業で世界最強

「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」

“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。クラスメイトが次々に戦闘向きのチート能力を発現するなかで、地味な錬成師となってしまったハジメ。異世界でも最弱の彼は、クラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまう。魔物が蠢く絶望のなか、ハジメは最強へ至る活路を開き、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。

作者:厨二好き/白米良
ジャンル:ハイファンタジー

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クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればただの鍛治職だった。最弱の彼は、クラスメイトにより奈落の底に落とされる。必死に生き足掻き、気がつけば世界最強・・・というありがちストーリー。最強物を書きたくて書きました。テンプレを多分に含みます//本編完結しました//書籍版13巻(完結)、外伝零6巻(完結)、小篇集1巻、漫画版13巻、日常版5巻、学園版2巻、漫画版零8巻、アンソロコミック発売中です//コミックガルド・ニコニコ漫画にて各コミック無料配信中//アフターストーリー投稿中です//【アニメ化】しました。

R15 残酷な描写あり 異世界転移 そのうち主人公最強 豹変する主人公 鬼畜 ご都合主義 異世界召喚 オリジナル兵器 ハーレム テンプレ要素多数

ジェットボーイのショートレビュー③

異世界転移ジャンルにおいて、絶大な存在感を放つ『ありふれた職業で世界最強』――通称「ありふれ」。この作品は、クラス転移・裏切り・成り上がり・ハーレムと、王道のなろう要素をすべて詰め込んだうえで、それを最大限に振り切って突き進む“厨二魂の塊”のような物語だ。

主人公・南雲ハジメは、もともと地味で冴えない“錬成師”だった。しかし異世界での冒険中、クラスメイトの裏切りによって奈落へと落とされ、死の淵を彷徨うことになる。そこで彼が手に入れたのは、圧倒的な戦闘能力と、生き延びるための非情な覚悟。闇堕ち寸前のハジメを救ったのが、第一ヒロインである金髪赤目の吸血鬼・ユエだった。

この“最強×最古”の出会いが、本作のすべての始まりであり、最大の魅力だ。ハジメにとってユエはただのヒロインではない。孤独な魂が共鳴し合い、支え合いながら共に旅を続ける“唯一無二の相棒”であり、読者にとってもその関係性が最大の癒しとなる。たとえハーレム構成であっても、ユエの“本妻感”は圧倒的であり、他ヒロインたちも彼女を認めている空気感がどこか心地よい。

作品全体のノリは非常に“中二”だが、そこがいい。武器もセリフも展開も、すべてがやりすぎなくらいカッコつけていて、それが読んでいて妙に気持ちいい。現実では味わえない「俺TUEEEE」を存分に楽しませてくれる、まさに“スカッと爽快”な作品だ。

加えて、バトルは派手でスピーディ、スキルや魔法の設定も細かく練られており、読み応えは十分。そして何気にストーリー展開のテンポが良く、ピンチからの逆転、裏切りへの“ざまあ”といった要素が抜群のタイミングで差し込まれるのも心地よい。読んでいる最中、ページをめくる手が止まらない瞬間が何度も訪れる。

そして、どのヒロインも例外なく胸が大きい。これは本作のちょっとした“お約束”のようなものであり、そういったお色気要素も含めて、ある種の潔さすら感じる。

「難しいことは考えず、ただ気持ちよく読める作品を探している」「最強でかっこいい主人公が活躍する話が好き」「俺TUEEEに振り切った作品にどっぷり浸かりたい」――そんな気分のときに、これほどぴったりな作品はない。まさに“なろう”の王道を極めた一作だ。

ジェットボーイ

『ありふれ』ってさ、全部を振り切った中二感と、ハーレムものなのにグダらずに本妻ユエと“唯一無二感”が推せるんだよね。

転生したら剣でした

気がつくと異世界に転生していた。

普通の人間としてではなく、剣として。さらに周りを見渡せば、魔物が闊歩する危険な草原地帯。身の危険を感じた主人公は自分の体を浮かせる能力を駆使して魔物を狩っていく。そんな折、休憩として地面に刺さった瞬間、能力が発動しなくなり動けなくなってしまった。

途方に暮れる主人公の前に、奴隷姿の猫耳少女が突如として現れるのだが……。

作者:棚架ユウ
ジャンル:ハイファンタジー

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気付いたら異世界でした。そして剣になっていました……って、なんでだよ! 目覚めた場所は、魔獣ひしめく大平原。装備してくれる相手(できれば女性。イケメン勇者はお断り)を求めて俺が飛ぶ。魔石? 吸収したらスキルを入手? これは楽しくなってきたぞ! ヒャッハー、魔石よこせ! はい、冗談です。でも、魔石はいただきます。

あれ? 身動きできない? これってピンチでは? おーいそこの猫耳少女よ、俺を抜いてくれー! え? 魔獣に襲われてる? 大丈夫! 俺に任せておけ! だから、まずは俺を助けて!

これは、異世界転生したら何故か剣になってしまったただのモブオタと、彼とともに成長する猫耳少女の物語。書籍化しております。

※猫耳少女が登場する12話からが本番だという人もいますので、できればそこまで読んでみてください。

R15 残酷な描写あり 異世界転生 冒険 剣 ファンタジー 獣人 成長 スキル 魔石 吸収 チート ケモミミ 人外転生 ダンジョン 無機物転生 ネット小説大賞 書籍化

ジェットボーイのショートレビュー④

転生したら剣になっていた――そんな突飛な設定から始まる『転生したら剣でした』は、奇抜さに負けない緻密な世界観と熱い物語展開で、読者を一気に引き込む大作ファンタジーだ。主人公は、転生によって“剣”となった男。彼が出会ったのは、虐げられ、最弱種族と蔑まれる黒猫族の少女・フランだった。孤独な剣と傷だらけの少女、この二人が相棒となる瞬間から、物語は大きく動き出す。

本作の最大の魅力は、バトルの設定の巧みさだ。スキルを吸収し、レベルアップで能力を分配する仕組みは一見チートに見える。だがその先には、常により強大な敵が待ち受けている。決して楽勝ではなく、毎度ギリギリの接戦で、相棒の剣もフランも満身創痍になりながら戦い抜く。その緊張感が読者をページに釘付けにする。

中でも胸を打つのは、フランが背負う「黒猫族の進化」という宿命だ。誰も成し遂げたことのない進化を目指して挑戦する姿に、自然と目頭が熱くなる。彼女の願いに寄り添い、剣として全力で支える主人公の存在がまた尊い。二人は師弟であり、相棒であり、家族であり――その関係性が物語全体に温かさを与えている。

また、旅の道中で出会う仲間たちも魅力的だ。時に助け、時に競い合う彼らが物語に彩りを与え、ただの二人旅に留まらない奥行きを生み出している。S級冒険者や神剣の存在といった設定も世界観を厚くし、冒険譚としての壮大さを際立たせている。

さらに、物語には大きな謎が散りばめられている。なぜ主人公は剣として転生したのか。世界中に点在する“神剣”との関係は何なのか。その答えを少しずつ紐解きながら進む旅路は、単なる成長物語ではなく、ミステリ的な興奮すらもたらしてくれる。

本作はすでに1000話超えで本編完結済みという圧倒的なボリュームを誇る。だが冗長さはなく、緩急ある展開とキャラクター同士の関係性の深まりが、最後まで読者を飽きさせない。むしろ「もっとこの二人の旅を見ていたい」と思わせる読後感が残る。

ただの俺TUEEEで終わらず、ただの異世界バトルでも終わらない。フランの夢に寄り添う剣と少女の物語は、読む者の心を熱く、そして優しく揺さぶる。

尊い相棒譚を探している人、熱いファンタジーに浸りたい人に、間違いなくおすすめできる傑作だ。

ジェットボーイ

『転剣』って、フランと師匠の師弟であり家族みたいな関係が尊くて、戦いの熱さと優しさが同時に沁みてくるんだよね。

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

超人気WEB小説が書籍化! 最強皇子による縦横無尽の暗躍ファンタジー!

無能で無気力な底辺皇子・アルノルト。気ままに過ごす彼は「優秀な双子の弟に良い所を吸い取られた『出涸らし皇子』」と、帝国中から馬鹿にされていた。しかし、皇子達の帝位争いが激化し危機が迫ったことで、遂に”本気を出す”ことを決意する。

「皇帝になる気は無いが、負けて殺される気もさらさら無いな」

隠していた類まれな才覚による策略や交渉術、そして「禁忌の古代魔法を操る、最強のSS級冒険者」という真の力とその地位――全てを駆使し、正体を隠して暗躍する出涸らし皇子は、彼に尽くす国一番の美姫を従え、帝位争いを影から支配する!

最強皇子による縦横無尽の暗躍ファンタジー、ここに開幕!

作者:タンバ
ジャンル:ハイファンタジー

あらすじを見る

フォーゲル大陸にあるアードラシア帝国。

強大な軍事力と広大な領土を保有するこの帝国では、帝位を巡って争いが起きていた。

皇太子が決まらず、皇帝の子供たちがあの手この手で勢力拡大を狙っている中にあって、絶対に皇帝にはならないだろうと評される皇子がいた。

第七皇子、アルノルト・レークス・アードラー。双子の弟にすべてを持っていかれた出涸らし皇子と揶揄される少年だ。

無能で無気力。毎日遊び惚ける放蕩皇子であるアルノルトだが、裏では大陸に五人しかいないSS級冒険者・シルバーという顔を持っていた。

そんなアルノルトだが、激しさを増す帝位争いを見てある決意をする。

「死ぬのは嫌だし、弟を皇帝にするかぁ……」と。

これは皇帝の地位なんてさらさら興味のない皇子のハチャメチャな暗躍話である。

残酷な描写あり 暗躍 謀略 主人公最強 剣 魔法 冒険者 騎士 帝位争い 優秀な弟 不出来な兄 出涸らし皇子 美少女 ハーレム 勘違い 最強魔導師

ジェットボーイのショートレビュー⑤

『最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い』は、異能と策略、そして家族愛が織りなすダークファンタジーの傑作だ。タイトルの「出涸らし」という言葉とは裏腹に、主人公・アルノルトはSSS級冒険者にして、世界に名を轟かせる最強の男。だが彼はその正体を隠し、使えない皇子を演じながら、ただ一人の弟を皇帝にするため、裏から王宮を動かしていく――その姿は、まさに“能ある鷹は爪を隠す”を地で行く男である。

物語の中心にあるのは、「兄弟の絆」だ。帝位に興味はない、でも弟には死んでほしくない。その想いがアルノルトを突き動かす。決して目立たず、称賛も求めず、すべてを背負ってでも大切な人を守ろうとするその姿に、心を掴まれる読者は多いだろう。表向きの政治劇と裏での暗躍、その二面性が巧みに描かれていて、ページをめくる手が止まらない。

そんなアルノルトを支えるヒロインたちの存在もまた、この物語の魅力を大きく引き上げている。まず、幼馴染であり勇者でもあるエルナ。彼女は戦場の最前線に立つ“最強の剣”でありながら、幼い頃からアルノルトを信じ、ずっと彼の背中を見守ってきた。そしてもう一人は、アルノルトの正体を唯一知る存在・フィーネ。彼女は情報戦と交渉のスペシャリストとして、影から支え続ける“頭脳”だ。剣のエルナ、智のフィーネ――どちらも異なる形で彼に寄り添い、それぞれの愛と強さで物語を支える。彼女たちとの関係性はただの恋愛を超えた“信頼と覚悟の絆”であり、その在り方には羨望すら覚える。

さらに物語は、古代魔法、能力バトル、国同士の戦争など、骨太なファンタジー要素をふんだんに盛り込みつつ、伏線の張り方と回収が非常に緻密。序盤で提示された何気ない情報が後々大きな意味を持つ構成には唸らされる。冒険者としての経験が、王族という立場にどう影響するか、そのバランス感覚も見事だ。

“出涸らし”と呼ばれながら、実は誰よりも熱く、誰よりも誠実に生きる男――アルノルトの生き様は、読む者の心を静かに震わせる。戦いのスリル、兄弟への想い、そしてヒロインたちとの信頼の絆。そのどれもが詰まったこの作品は、間違いなく次に読むべき一冊だ。

ジェットボーイ

『最強出涸らし皇子』は人と人、家族、兄弟のそれぞれの関係が熱くて、ただの勘違い系じゃない深みがあるんだよね。

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この記事を書いた人

「小説家になろう」歴10年、これまでに読破した作品は200タイトル以上。少年漫画から青年漫画、ラブコメ、ギャグまで幅広く手を伸ばし、ジャンルの垣根なく楽しむ雑食系エンタメファン。毎月4本は映画館で鑑賞するほどの映画好きで、特にポケモンとワンピースへの愛は筋金入り。大人になっても心がワクワクする――そんなエンタメ作品を皆さんにお届けします。