紙城境介さんの作品『転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?』
タイトルのインパクトが半端ないですよね。笑
本作品、本当に面白くてぜひ読んでいただきたいのですが、あえて最初に言っておきます。何を隠そう、こちらの作品、問題作です。笑
感情の揺さぶられ方が尋常じゃないです!
身の毛もよだつ場面が散りばめられております。グロテスクとか不快感とかではなく、ゾワゾワーっとくるような、鳥肌が立つ感覚です。
ヤンデレって甘く見てませんか?
深い深い心の闇を巧みに描き出す本作品、非日常を体験できること間違いなしです!
それでは、一押し作品「転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?」の概要と注目ポイントを紹介していきたいと思います!
注目ポイントその1「ジャックの才能」
概要からはほとんど何も見えてこないですよね。
すみません。本作品はどうしても、先入観をなるべく持たずに読んでいただきたいんです。本記事ではネタバレを最小限に抑えつつ魅力をご紹介できればと思います。
その中でも比較的序盤からジャックの才能が開花し始めます。
この才能というのはよくある魔法の才能です。
本作の世界では選ばれし者のみが扱える精霊魔法といったものがありますが、まさにそれを使えるようになります。
果たしてこの恵まれた力を持つジャックは何を成していくんでしょう。
注目ポイントその2「妹」
こちらもタイトルからお察しの通り、超重要人物の妹ちゃんです。
妹好きのみなさんには申し訳ありませんがヒロインではありません。
どういったポジションなんでしょう。ヒロインではないし、純粋にヴィランでもないし・・・。
ちょっと当てはまる言葉が見つかりません。
とにもかくにもこのヤンデレ妹ちゃんが世界を破滅へと導いていきます。
言葉の綾ではありません。妹パワー全開です。
ちなみに表紙の人物は一体だれなんでしょう。
注目ポイントその3「ヒロイン」
このヒロインの存在が本作品の最大の魅力なのかもしれません。
確かに妹ちゃんの活躍には目を見張るものがありますが、ヒロインの動向にも要注目です。
というか、このヒロインの行動に心が締め付けられる場面が必ずやってきます。
おぞましい何かが潜む本作品におけるオアシス的な存在かもしれません。
注目ポイントその4「世界」
物語が進むにつれて、世界を巻き込むほどのスケールの大きな展開になってきます。
幾度も繰り返す戦いに果たして希望はあるのか・・・。
注目ポイントその5「そして、舞台は」
もうここまでくると本作の魅力にどっぷりと浸かっていると思うので、なにがきても大丈夫かと思われるかもしれませんが、まだまだ物語は加速してきます。
正直、思い出しながらも鳥肌が立っているほどです。
どこまでも深く暗く、けれど、どこかに希望はあると信じて進むヒロインのひたむきな姿に心を打たれること間違いなしです。
少しでも本作が気になった方はぜひ一度読んでみてください。
きっと忘れられない一作になるかと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
本記事の最後まで辿り着かずに、早速読みにいかれた方もいらっしゃるでしょうか。
とにかくこのレベルの小説が無料で公開されているんです!
本作はまさに心を揺さぶる小説そのものです。感情が刺激されると日常がより鮮やかになっていきます。
一人でも多くの方にこんなにも素敵な小説があることをお伝えできればと思います。