基礎から学べる金融ガイド1〜家計管理編〜

はじめに

金融庁と民間企業が協働で作成した

「基礎から学べる金融ガイド」

から、今回は「家計管理」について抜粋して紹介します!

適切な収支管理の習慣化

ライフプランを実現するための第一歩は、適切な収支管理を習慣化することです。

現状の収入や支出をきちんと把握し、計画性のない支出は抑え、収支の改善に努めることが大事です。

毎月の生活費はいくらかかっていますか?

まず、家計の現状を把握することから始めましょう。

「毎月の収入は?」

「毎月の食費はどれくらいかかっている?」

「光熱費は?」

「交際費は?」

というように項目ごとに把握した上で、収支のバランスが取れているかどうかをチェックしてみましょう。

手取り収入を把握する

手取り収入とは、会社員の場合は給与から税金(所得税、住民税)と社会保険料(雇用保険、健康保険、厚生年金保険など)を差し引いた後の金額です。

貯蓄や支出の基準になりますので、きちんと把握しておきましょう。

支出を把握する

支出を把握していなければ、お金の使い方を適切に見直すことはできません。

家計簿をつけたりすることで、支出を把握・分析しましょう。

自分が取り組みやすい形で収支を記録しましょう

「収支の記録はとても重要」

どんな形でも続けることが大切です。

例えば、レシートを取っておいて分類・分析をする、パソコンのソフトやスマートフォンのアプリを活用して家計簿をつけるなど自分が取り組みやすい形で収支を記録し、的確に把握しましょう。

収支状況を把握してお金の使い方を考えましょう

収支状況を把握したら、お金の使い方を見直してみましょう。

その際には、「自分にとって本当に必要なものなのか、それとも欲しいものなのか」を自問し、無駄な支出は抑えることで、赤字解消・黒字確保を目指しましょう。

お金の使い方を見直す

例えば、お酒、タバコ、コーヒーなどの嗜好品や、遊興費、ギャンブル等への支出を見直してみることが考えられます。

また、通信費や家賃など、毎月必要な支出についても見直してみましょう。

例えば、スマートフォンやインターネット回線は適切な料金プランとなっているか、家賃は食費、交通費、光熱費など生活に必要な費用が毎月確保できる範囲のものとなっているかなど、見直すポイントはたくさんあります。

ギャンブル等、買い物などにのめり込むことで、借金を繰り返してしまうことがあります。

依存症は病気です。

出典:https://www.fsa.go.jp/teach/kou3.pdf