ブラックフライデーとは?
アメリカで毎年11月の第4木曜日に開催される感謝祭の “翌日” のことを「ブラックフライデー」といいます。
感謝祭とは、アメリカ国民にとっての祝日にあたり、友人や親戚同士でターキーやケーキを持ち寄り、ホームパーティーを行う日のことです。
元々はイギリスからアメリカに渡ってきた “ピルグリム” と呼ばれる人たちが、新しい土地で初めての収穫を神に感謝したことが起源とされています。
そのため、英語では、”Thanks Giving Day” といいます。
なぜブラックなのか
諸説ありますが、一般的には「どの店も黒字になるほど、商品が良く売れるから」といわれています。
Wikipediaにはフィラデルフィアの警官が、期間中は人が外に溢れて仕事が増えたことから「真っ黒な金曜日」と呼んだことがきっかけとする説もあると記載されています。
アメリカでは感謝祭~クリスマスにかけて、1年で最もセールが多い時期となっており、年末商戦の始まりがブラックフライデーとなります。
サイバーマンデーとは?
ブラックフライデーとセットで語られることの多い「サイバーマンデー」ですが、その名の通りブラックフライデー後の「初めての月曜日」を指します。
サイバーマンデーとは、木曜日から週末にかけて人々が集まったのちに、落ち着きを取り戻し始める月曜日に “オンライン上でのセール” を行うことで、自宅でも購買意欲を刺激する戦略です。
そのため、感謝祭前後の1週間ほどは多くの店でセールが行われるお祭り騒ぎの状態となります。
日本への影響
日本人にあまり馴染みのない感謝祭ですが、その影響は年々大きくなってきています。
年末商戦への足掛かりとして、感謝祭に便乗してセールを行う企業も増えています。
その筆頭ともいえるのが「Amazon」です。
Amazonは、6月にプライム会員限定の「Amazonプライムデー」というセールを行っておりますが、11月にもブラックフライデー/サイバーマンデーと称した大型のセールを実施しています。
あらゆるジャンルの商品が値下がりするため、「11月の後半には特大セールがある」と覚えておくだけでもお得に買い物ができるようになります。