はじめに
結婚する人減ってきてます。
結婚する人の中で結婚式を挙げる人も減ってきてます。
理由はいろいろあると思います。
でも、結婚式って一生に何回もやるもんですか?
一生に一回しかないことってそんなに多くないんじゃないですかね。
人生100年時代のたった1日ですが、忘れられない日にしてください。
式を挙げる決心がついたなら、会場を探すことになります。
SNSやサイトの口コミも大事ですが、やっぱ現地で見たいですよね。
というわけで今回はブライダルフェアに行った時の経験をもとに、注意すべき点やポイントを紹介していきます!
ブライダルフェアとは
結婚式場で開催されるイベントのことです。
実際に式場に行って、会場内部を見学したり、雰囲気や特徴、概算費用を知ることができます。
参加方法は、会場の公式サイトや、式場紹介サイトから申し込みを行います。
ウェディングプランナーが1対1で応対することになるので、予約必須となります。
ブライダルフェアでできること
ブライダルフェアでできることは主に次の5つです。
- 会場見学
- 料理の試食
- 質問
- 概算見積
- 仮契約
会場見学
式場の各施設を見学することができます。
結婚式会場には挙式を執り行うチャペルとその後の披露宴を行う披露宴会場があります。
ブライダルフェアは土日祝日に開催されることが多いため、ほとんどの場合、実際に結婚式が行われています。
そのため、挙式の邪魔にならないようスタッフの方が都度確認をしながら施設をまわることになります。
自分が式を挙げる側になったときにブライダルフェアで訪れる方々と鉢合わせしないような作りになっているかもチェックするポイントのひとつだと思います。
料理の試食
結婚式で実際に出す料理を試食することができます。
結婚式の費用のうち割合として最も大きい部分が料理になります。
というのも、料理は必ず出席してくれる人数分必要なので、少しの価格差でも数十万円変わってきます。
料理にこだわりたいなら、この式場はどんな料理なのかをチェックする必要があります。
式場が決まって、段取りが決まっていく中で実際のコース料理を食べさせてくれる会場もあったりしますが、最初の印象はかなり重要だと思います。
しかし、ブライダルフェアで出てくる料理はコースの一部ですので、それだけでは決めづらいのも事実です。
また、コースにもいくつかランクがある場合がほとんどです。
ブライダルフェアで出された料理を含むコースは結構ランクが上のものだったりして、料理をめちゃくちゃ気に入ってしまったがために、予算が跳ね上がるという可能性にも注意が必要です。
質問
ウェディングプランナーさんに直接質問をすることができます。
一点注意が必要なこととして、ブライダルフェア担当のウェディングプランナーさんと実際に契約をして一緒に準備を進めていく際のプランナーさんは異なることが多いです。
ブライダルフェアの担当者の方はとても丁寧だったのに、実際の式の担当者はあまり・・・ということも十分考えられます。逆も然りです。
こればっかりは運としかいえないのですが、決して安くはない費用を払って特別な1日を作り上げていくことになるので、会場スタッフの様子も気にかけておく必要があるかと思います。
フェアを担当するスタッフ以外にも、会場見学などで見かけるスタッフの方が実際の式のプランナーさんだったりするので、プロの顔を見ておくのもいいかもしれません。
概算見積
会場見学が一通り終わったら、概算費用を掲示してくれることが多いです。
ただ、この時の費用はある程度値引き交渉が行われる前提で出されている可能性が高いです。
ブライダルフェアで一番大変なのが「見積提示後〜仮契約までの流れ」をどうするのかです。
その式場が気になってフェアに参加しているわけですから、当然適当に流すわけにもいかず、かといって初めての式場探しでまだまだ知らないことも多いはずです。
そんな中価格を掲示されたところで、相場も知らない方がほとんどだと思います。
最初に「ブライダルフェアに参加されるのは初めてですか?」と聞かれます。
これは、ただ単に親切に
「この人たちは初めてで知らないことが多いから丁寧に教えてあげよう」
という気持ちももちろんないわけではないと思いますが、それだけではないはずです。
できるだけフェアに来た人の成約率を上げられるように考えられているはずです。
プランナーさん側としても契約まで辿り着いた場合とそうでない場合では、報酬に差があるのではないかと思います。
仮契約
見積提示後に希望する時期や日程、時間帯などを聞かれます。
1度その近辺で空いている日がないか確認してみますね、と言って裏に戻って必ず何かしらの日程を持って帰ってこられます。
この時ほぼ確実に言われることが2つあります。
- 人気の時期のため、空きがほとんどない or たまたま空いていた
- 今日だけこの価格にできる
「なぜ数時間かけてマンツーマンで対応してくれたのか」
「なぜ美味しいご飯をタダで食べさせてくれるのか」
すべて契約さえとれれば回収できるからですね。
ブライダルフェアは、式場探しを行う夫婦やカップルからしたら情報収集の場ですが、式場サイドとしては情報提供の場ではなく、契約ゲットのための場なんです。
ほとんどの場合、見積掲示後に仮契約の説明があります。
仮契約なのでキャンセルすることはできます。
ただし、キャンセル料がかかります。
その費用はおよそ10万円〜。
結婚式にかかる費用に比べたら、安く見えてしまうかもしれません。
複数件で契約してしまったらその分だけキャンセル料を無駄に支払うことになってしまいます。
そんなもったいないことにならないように、情報収集をしっかり行ってからブライダルフェアに行くべきです。
ブライダルフェアでやるべきこと
ブライダルフェア前とブライダルフェア中にやるべきことに分けて書きたいと思います。
ブライダルフェアに参加する前にやっておくべきこと
本命の式場はあとにとっておく
本命ほどあとに取っておいた方がいいです。
結婚式は決して安い買い物ではありません。
場数を踏んで、どこをチェックするべきなのか経験を積むことで、なににお金をかけてどこを削れるのかが見えてくるようになります。
本命の前に2件まわっておくと、価格交渉にも臆することはなくなるでしょう。
どうしても時間がない場合にも最低1件は別の会場で経験を積んだ方がいいです。
ブライダルフェアは戦場です。
なにを重視するか考えておく
結婚式は人それぞれの価値観で決めていくものです。
どんな結婚式にしたいか?と言われるとなかなか答えるのが難しいかもしれません。
ただどこにお金をかけるか、と考えるとおおよその目安は決まってきます。
結婚式の費用の内訳はだいたいこんな感じになります。
- 会場費
- 衣装(新郎・新婦)
- 料理(ゲスト人数分)
- 引き出物(ゲスト人数分)
- 花(新郎新婦卓・ゲスト卓・会場全体)
- ムービー(プロフィール・エンディング)
- サービス料(だいたい10%前後)
- 消費税(しっかり10%)
数百万円になるとサービス料・消費税が無視できない額になってきますね・・・。
また結婚式の雰囲気は大きく2つに分かれます。
「フォーマル」なのか「カジュアル」なのか。
「招待するゲストには上司も含まれるため、あまりカジュアルすぎるのもなあ〜」とか。
「友人と親族のみだからみんなが気軽に話せるようにアットホームな雰囲気でやりたいなあ〜」とか。
それくらいで十分なので考えておいた方がいいです。
事前に式場の口コミをチェックしておく
会場名+口コミなどの検索ワードでググって口コミをざっと見ておきましょう。
プラスの意見もマイナスの意見もどちらも見ておくべきです。
わざわざ時間をかけて投稿するほどなので、投稿者にはなにか気になった点があるはずです。
ただ、口コミ投稿特典みたいなのもあったりするので鵜呑みにしすぎるのもあまりよくありません。
あくまで「こういう意見もあるのか〜」程度に留めておきましょう。
ブライダルフェア中にやるべきこと
他にかかる費用の確認
見積掲示後、「これ以外にかかる費用はなにかありますか?」と相談しましょう。
見積上の費用はすべて最低ラインのものになっている可能性があり、実際に進めていくと100万円ほどプラスで乗ってくることもザラにあります。
費用が上がる要因としては、
- 料理のグレードを上げる
- 見積の価格帯では着たいドレスがなかった
- 会場の装飾が理想とは程遠い
- 時間がないため披露宴中に流れるムービーをすべて依頼する
などがあります。
料理・衣装が一番価格が上がりやすい部分になるのでしっかりと確認しておきましょう。
値下げ交渉
見積価格は価格交渉ありきの場合がほとんどです。
難しいことは考えずに「なにか削れるところはないでしょうか?」と聞いてみても大丈夫です。
時期やお日柄(大安・仏滅など)なんかは削りやすいポイントだったりしますね。
式場側としても値下げ交渉は慣れたものですし、契約が取れないくらいなら多少値下げしてでも予定を埋めてしまいたいはずです。
担当プランナーさんもおそらく歩合制のため、取れそうなら取っておきたいという心理はあると思います。
ただ高圧的になってしまうのはNGです。
プランナーさんも人間なので、気分良く仕事をしたいと思っています。
「いい客にいい提案」が一番気持ちのいいやりがいを感じる瞬間だと思うので、気をつけましょう。
しかし、中には契約を取ることばかり意識してしまって、こちらの一生に一度の大切な日だということを置いてきてしまう人もいます。
せっかく高い費用をかけて式を挙げるのだから、気持ちよくスタートを切りたいと思うのは当然のことです。
会場がめちゃくちゃ気に入ったのであれば、担当者は変わる、もしくは変えてもらおうという気持ちで割り切ってしまうのも全然ありだと思います。
仮契約は簡単にしない
キャンセル料は敵です。
ブライダルフェア分の人件費や食材費をキャンセル料で賄っているのでは?と思うくらいにとりあえず契約を促してきます。
キャンセル料は最低10万円かかります。
式場によってはキャンセル料負担しますよーというところもあるかもしれませんが、それなら元々引けたはずの費用だということです。
その場は持ち帰る勇気を持ってください。
あなたにピッタリの結婚式場は必ず見つかります。
どうせやるなら悔いのない結婚式を目指してみてほしいと思います。