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【インターネットの基礎知識】Wi-Fiの仕組みを知っておこう!

はじめに

Wi-Fiって何者?

Wireless Fidelityの略。

Wi-Fiアライアンスという組織が作ったブランドらしい。

またの名を通信規格IEEE802.11bという。アイイイイーはちぜろに、びー!

いつ出てきた

2000年台初頭から普及し始めた。Z世代。

電波?

Wi-Fiの正体は電波です。
というか無線通信の正体はすべて電波です。

波の性質がそのまま繋がりにくさや、安定度合いに影響します。

高校物理でやりましたね、波。
めちゃくちゃ身の回りに溢れているのに、遠い世界の話に聞こえたあの頃の波。

簡単に振り返ると、
1秒間にでこぼこと繰り返す波の数を周波数といいます。
1でこぼこの長さを波長といいいます。
そして、周波数が大きければ波長は短く、周波数が小さければ波長は長くなります。

つまり、周波数と波長は反比例します。

周波数が低いと、でこぼこが少なくなります。
そうすると空気の振動も小さくなる → 鼓膜がキャッチする振動も小さくなる → 低い音に聞こえます。
反対に周波数が高いと、でこぼこが多くなる → 空気の振動が大きくなる → 鼓膜がよく震えて高い音に聞こえます。

また、波長が長いと波の回析がよく起こるので障害物の裏側にまで波が伝播します。
逆に、波長が短いとお互い干渉しあって、回析が起こりにくく、直進性の強い波となります。

なんで従量課金ちゃうん?

スタート時が定額制だったから、という説があります。

たしかに定額制から従量課金制って抵抗感ありますね。
今までモバイル回線は従量課金で節約して、家ではWi-Fiで容量気にせず、という使い方をしているユーザーほど気にすることが増えていやですね。

また、当時は通信量を考慮しないといけないほど利用者がいなかったというのもあるみたいです。
従量課金で取り立てるための設備投資にも結構な費用がかかりそうです。

インターネットの普及促進のためにあえて容量を気にせず利用できるようにした、という側面もあるそうです。コンテンツを配布する側からしても容量を気にしないといけないと、パッとしない仕上がりになってしまいますしね。

容量気にしないといけない → コンテンツが面白くない → 利用者が増えない → 普及しない

という流れが一番恐ろしかったのかもしれません。

ただ、今後はWi-Fiであっても従量課金制で使った分だけプランというのも出てくるかもしれません。

速度もそこそこ?

Wi-Fiの技術も年々進化しており、規格によって最大の速度が異なります。

数種類の規格

Wi-Fi 6(2019年〜)

本名:IEEE 802.11ax

お馴染みの「あいいいい〜」で普及している中では最新の規格です。

最大速度:9.6Gbps

周波数帯:2.4/5GHz

Wi-Fi 5(2013年〜)

本名:IEEE 802.11ac

最大速度:6.9Gbps

周波数帯:5GHz

Wi-Fi 4(2009年〜)

本名:IEEE 802.11n

最大速度:600Mbps

周波数帯:2.4/5GHz

周波数帯による違い

5GHz

  • ほぼWi-Fi専用の帯域
  • 対応機器が少ないため、電波干渉が起こりづらく安定
  • 通信速度も速い
    • 利用機器が少なく、帯域が空いている
    • 干渉が起こらず、速度低下が起こらない
  • 障害物に弱いので、家具や壁に電波が遮られると繋がりにくくなる
    • 周波数が大きい方が波長が短くなり、波の回析が起こりづらくなるため

2.4GHz

  • 障害物に強い!
    • 周波数が小さい方が波長が長くなり、波の回析が起こりやすく、回り込んでくれる
  • 同じ周波数帯を利用する機器が多いため、速度が遅くなる場合がある
    • Bluetooth、電子レンジ、無線キーボード、マウスなど
    • Bluetoothと一緒ってのが痛いな

Wi-Fiが遅い原因

速度の指標

ネットサーフィンや動画ストリーミング再生には30Mbpsはほしいところ。
オンラインゲームや高画質動画の視聴には100Mbps以上が目安となります。

1Gbpsを超えていたら、老後も安泰です。

速度計測にはこちらのサイトが便利です。

NETFLIXが提供しているインターネット速度計測サイトで、サイトを開くだけで計測が始まります。

2.4GHzと5GHzどちらを利用しているか

部屋からルーターまでが壁やドアで区切られていると、5GHzは届きにくくなります。

マンション・アパートなどの集合住宅で共用回線を使っているか

マンションやアパートでWi-Fiが無料で使えている場合は、ほぼ共用の回線となります。
時間帯によっては、Wi-Fi利用者が増えて回線が混み合うことで速度低下が発生する場合があります。

戸建の場合に考えられる原因

契約している回線の速度が速くても、Wi-Fiルーターが古い場合は速度は出にくいです。

どんな会社がやってんの

結局、Wi-Fiプロバイダーはどこがいいのか

ここはかなり長くなりそうなので、別記事で検討してみたいと思います。

どのタイプのWi-Fiを使うか

工事して回線を引く

手間とお金はかかるけど、安定した接続と速度を求める人向け

特にオンラインゲームをする人や在宅勤務の仕事をする人はいちいち速度を気にしたくないと思うので、有線でも使えるように回線を引くことをおすすめします。

モバイルルーターをレンタルする

モバイルルーターの最大の利点は手軽に持ち運びができる点だと思います。

近所のカフェや外出先でもインターネットを使いたい場合は、メリットがありますね。

ただ、最近はスマホのテザリングで外出先でもネットワーク環境を確保できるので、そちらを使う方が費用面でもお得かもしれないです。

Wi-Fiが繋がらない場合の対処法

ルーター再起動

Wi-Fiルーターの電源を切ってから再度入れます。

電源ボタンがない機器の場合は、ケーブルの抜き差しを行います。

しばらくして機器の点滅が落ち着いたら、再接続を試してみてください。

端末再起動

接続する端末を再起動して、Wi-Fiに再接続してみてください。

ネットワーク情報を削除してから再接続

接続する機器上で該当のネットワーク情報を削除してから、再接続を試してみてください。